マンガでわかるセキュリティ

難しいセキュリティ対策について、身近な事例を用いて8コマ漫画でわかりやすく解説します。他人のスマホののぞき込んだら犯罪?誘導されるままに運転したら事故を起こしたら誰の責任?などなど、みなさんも一緒に考えてみませんか?

コンビニで他人の傘を持っていったら犯罪?

ビニール傘はどれも似たようなもの。
コンビニや飲み屋などに置いておくと、どれが自分のものか分からなくなります。

さて、自分のビニール傘が間違えて持っていかれてしまったようです。このとき、似たようなビニール傘を持って行ったらどうなるのでしょうか。
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IPAの資料に「組織における内部不正防止ガイドライン」(https://www.ipa.go.jp/files/000044615.pdf
があります。内部犯による事故の件数というのは、わずか1%程度しかありません。しかし、漏えいした個人情報の数でいうと、約25%にもおよぶのです(同資料より)。このガイドラインでは、そんな内部犯を防ぐための指針が示されています。
 この資料では、次の5 つを基本原則としています。
・犯行を難しくする(やりにくくする)
・捕まるリスクを高める(やると見つかる)
・犯行の見返りを減らす(割に合わない)
・犯行の誘因を減らす(その気にさせない)
・犯罪の弁明をさせない(言い訳させない)
 これらの対策は、内部犯を完全に防ぐものではありません。
たとえば、セキュリティワイヤーでPCを固定しても、ワイヤーカッターで切れば盗み出すことができます。また、監視カメラがあっても、情報を盗み出した犯人を捕まえることはできません。
しかし、ワイヤーを切ったのであれば、「間違えて切ってしまいました」などと言い訳はできません。

監視カメラに映っていれば、犯行は確実に見つかります。
そうなった時点で、内部犯が犯行に及ぶ可能性は確実に減るのです。つまり、完全に犯行を防げなくても、防ぐ環境づくりはとても効果があるのです。
 傘に関しては、私自身、盗まれた経験があります。盗んだ本人に悪意があったのか、本当に間違えただけなのかは分かりません。ただ、名前であったり、目印をしっかりつけておけば、盗まれて雨の中を走って帰ることは無かったことでしょう。
 (最近では、派手なビニール傘を持つようにしています)。